読書は知識を増やし、自分の成長にも繋がる重要な活動ですが、現代社会は忙しい日々が続き、日常生活で読書を習慣化することは難しいものです。
そこで、今回は読書の習慣を身につけたいけどいろいろな理由から読書の継続が難しい方に向けて、読書習慣を身につけるための方法やコツ、おすすめのアプリやサービスについて詳しく解説していきます。
【この記事を読んでいただきたい人】
〇 読書を習慣化したいと思いつつ、積読が増えてしまっている人
〇 読書が苦手で続かない人
〇 参考書など思うように手のつかない状態が続いている学生
読書習慣を身につけるための方法とは?
読書についてのモチベーションを高める!
何事もモチベーションが保てないと習慣化はできません
読書習慣を身につける目的を考える
習慣化のコツ①:読書=自分の目的を達成するための手段と考える!
習慣化できないときには、目的を見失っていることが多い。
そもそも論にはなるけど、読書を習慣化したい目的って考えたことはありますか?
この記事を読んでくださっている方々は、読書の習慣化がうまくいかない経験をしている方がほとんどだと思います。
習慣化がうまくいかない1つの理由として、手段が目的化している状態ということが挙げられます。
要するに、『読書習慣を身につけること』が目的となってしまっている状態です。
勿論、間違ってはいないのですが、これでは大人が子供に「本をたくさん読みなさい!」と叱っているような状態と同じ。
これではモチベーションは湧かず、習慣になるほど継続することは難しいため、読書という活動を通した先にある目的を考えることが重要となってきます。
ここでは、比較的多い目的について挙げておきます。
教養や学習を深めるため
幅広い知識を得て豊かな思考活動を送りたい。勉強ができるようになりたい。
読書を通して得られるものとして「教養」があります。
教養を獲得することで、多様なものの見方ができるようになり、将来の選択肢も増えていきます。
また、学生にとっては参考書も同じ書籍であり、読書の習慣=勉強の習慣にも繋がります。
キャリアアップやライフハックのため
仕事や学業で結果を残したい。より良い生活を送りたい。
学生であれば学業、社会人であれば仕事に関連する書籍を読むことで、自分のキャリアアップに繋がります。
また、お金や経済についてのビジネス書などを読むことによって新しい視点が得られたり、生活での新しい工夫が見つかることも多いはずです。
人とのコミュニケーションを円滑にするため
人との話題のネタにしたい。円滑なコミュニケーションを送るコツを知りたい。
読書で得た知識を話題にして人との会話が円滑にできることもあります。
話のネタが増えることによって雑談が得意になれば、円滑なコミュニケーションも取りやすいと考えられます。
読書自体が楽しいと思えるように
習慣化のコツ②:読書をする活動自体に価値を置く!難しいときは付加価値を
読書の習慣化ができていない人の多くは、読書という活動自体に価値の重きを置いていないことも多いので、いかにして付加価値をつけるかが大切です。
習慣化のコツ①では、読書を手段として目的を考えることについて解説しましたが、②では読書自体を楽しい活動とするように工夫することになります。
こちらは読書が手段ではなく、読書という活動自体を目的にするという考え方になります。
興味のあるジャンルを選ぶ
読書自体を楽しく感じるために最も効果的なことは、自分が興味のあるジャンルの書籍から始めるということです。
知識を得ること自体に楽しく感じるため、時間を忘れて没頭できる体験が得られる可能性が高いです。
読書に苦手意識を持っていたとしても、一度没頭する体験をすることで、活動自体への敷居が下がる効果もあります。
他者と交流をもつ機会をつくる
読書はひとりで行う活動というイメージが強いですが、どんな活動であってもひとりで活動を行おうとするとついつい先延ばしにしがちになってしまいます。
「読書」に関して誰か他の人と共有できると読書を先延ばしにせずに済む確率が高くなるでしょう。
具体的には以下の2つの効果が考えられます。
- 他者と感想や考えた内容をシェアすることで知的活動への刺激となる
- 周りの状況を見て焦りを感じる
ご褒美をつくる
古典的な方法ですが、読書という活動に付加価値をつけるという観点ではかなり効果的です。
活動にご褒美を与えると、ご褒美がなくなると活動に価値がなくなってしまうのでは?
第三者からご褒美を与えられると、そのリスクはあると思うけど、自分で自分の活動にご褒美を与えるのはリスクも少なくて効果的だと思いますよ!
親御さんがお子さんに対して、読書に付加価値を与える場合は、あくまで活動の第一歩としてのみにしておいて、読書自体が楽しくなるような別の工夫も必要です!
読書に関係する具体的なアクションを起こす!
行動は毎日繰り返すことでルーティン化して習慣になります!
読書の行動目標を設定する
習慣化のコツ③:読書の具体的な目標を決め、小さな一歩を踏み出す
習慣化のコツ③は、読書以外の活動にも共通するものとなります。
「一度活動を始めてしまえば続けられるのに、始めるまでに時間がかかる」といった方も多いのではないでしょうか。
何か活動を先延ばししてしまう要因のひとつとして、「行動の見通しが曖昧で最初の一歩が踏み出しにくい」ということがあります。
そのため、できる限りハードルが低い具体的な行動を設定しておく方法が効果的です。
具体的な目標設定
目標を設定するときに、「たくさん本を読む」「この本を読み終わる」など大雑把な目標となっていると、実際の行動に移しにくいことがあります。
一方で、「毎日、お風呂あがりに、10分間だけ読書する」などの具体的な目標を設定していると、やるべきことが明確で、かつ、目標を達成できたかどうかの評価もしやすいため実際の行動に移しやすくなります。
次に解説する計画の修正のためにも、具体的で評価しやすい目標を設定することはキーポイントとなってきます。
実行と修正を繰り返す
目標を達成できた場合であっても、できなかった場合であっても、目標設定を適宜修正して何度も試す姿勢が習慣化には重要です。
Try and errorの意識で読書を行うと、目標の達成自体も付加価値となって、読書を通して、セルフコントロールやマネジメントのスキルを上げることもできるようになります。
読書記録をつけて管理する
習慣化のコツ④:読書記録を残すことで、メリットを享受する
続く習慣化のコツ④は、読書記録を残すということです。
読書記録を残すことは、先に解説した読書の先にある目標(たとえば、教養を深めるなど)にも大きく影響します。
定期的に記録を振り返る習慣も作ると、学習効果も高まるというメリットが得られるほか、時間がない時や調子が良くないときなど難しい本を読む気力が湧かないときに「読書記録を一度振り返る」というハードルを下げた目標を設定できるようにもなります。
また、記録を残すという行動自体が、自分の活動をモニタリングするという経験になるため、セルフマネジメントの一環にもなります。
自分なりの読書方法を探す
習慣化のコツ⑤:王道のやり方にこだわらない。読書をすることが大切!
習慣化のコツ⑤は要するに、「自分が楽だと思う続けられる方法を探す」ということです。
王道の読書は、「静かな集中できる環境で座って紙の本を読書する」となりますが、文字を読むのが苦手だったり、照明の反射の影響で、従来の方法では読書が苦痛に感じる方もいるでしょう。
そのため、自分と相性の良い続けられる方法を見つけていくことが大切となります。
読書ができる環境を整える!
気持ち(モチベーション)と行動よりも整えやすいのは環境
物理的な環境の調整
習慣化のコツ⑥:集中しやすい環境を整える!
習慣化のコツ⑥は、物理的な環境を調整することです。
読書しやすい環境というのは個人差があるため、自分なりに整えておくことが大切です。
また、習慣化の際には、場所を常に固定しておくという方法も場所と行動をリンクづけるために有効なので、読書をするための環境を最優先に整えると良いでしょう。
- 照明の具合はどうか?
- 紙の書籍か電子書籍か
- 静かな環境が良いか、少し音があったほうが集中できるのか
- 〇〇の活動後にやるのが効果的かどうか
時間の調整
習慣化のコツ⑦:隙間時間などの無駄な時間を活用する
習慣化のコツ⑦は、時間の調整となります。
学生・社会人ともに、時間に余裕がなく、「家でリラックスしている時くらいはスマホを触ってダラダラしていたい」と考えるのが現代社会のあるあるです。
ストイックな読書家であれば、家でのリラックス時間を削って読書をするのでしょうが、読書自体に価値の重きを置けない方だとなかなか難しいように思えます。
そんなときにおすすめなのが、隙間時間や無駄と思われる時間の有効活用です。
集中して長い時間読書をする経験も大切ですが、短い時間で何度も読書をしてトータル⚪︎時間読書をするというのも習慣化するためには有効です。
精神的な環境の調整
習慣化のコツ⑧:読書できなかった日も自分を責めない
習慣化のコツ⑧は、読書できない自分を責めないことです。
読書の習慣化を目標に掲げていると、達成できなかったときには、「なぜ、いつもこうなるんだ」と自分を責めてしまう経験は誰しも一度はあるのではないでしょうか?
自分を責めることでモチベーションを上げるというストイックな方法もなくはないですが、多くの場合はネガティブに考えることで気持ちが落ち込んで、読書への気力が失われてしまいます。
このような悪循環は習慣化には大敵です。
読書の習慣化におすすめのアプリ・サービス
ここまで読書を習慣化するためのコツについて解説してきましたが、ここからは便利なアプリやサービスについての解説になります。
無料で使えるものから、有料なものまで、Sloppy Life Hackで厳選した読書の習慣化に効果的なアプリとサービスを7つ紹介します。
読書記録や管理におすすめのアプリ・サービス4選
① Notion
【おすすめポイント】ー読書記録による管理ー
◉ 万能なメモ・タスク管理アプリ
⚪︎ 機能的な読書記録を作成でき、スマートフォンやPCなど複数のデバイスで共有できる
⚪︎ シンプルな読書記録のみであれば、無料で利用できる 無料
⚪︎ kindle本のハイライトを簡単に引用できる拡張機能がある
⚪︎ NotionAIを使用すれば、読書記録の要約を簡単に作成できる 有料
② Good Notes 5
【おすすめポイント】ー読書記録による管理ー
◉ iPad一押しのノートアプリ
⚪︎ iPadを活用して手書きで読書記録を作成できる 有料
⚪︎ PDF化して紙媒体でも印刷できる
③ 読書メーター
【おすすめポイント】ー読書記録と他者とのシェアー
◉ 読書記録アプリ 無料
⚪︎ 「本を登録する」というボタンを1タップするだけで本棚に読んだ本を登録できる
⚪︎ 登録した本の感想をシェアすることができる
⚪︎ サービス内での交流が活発
④ ブクログ
【おすすめポイント】ー読書記録と他者とのシェアー
◉ 読書記録アプリ 無料
⚪︎ マイページが本棚となっており、読書管理がしやすい
⚪︎ 他者との感想のシェアができるが、非公開にもできる
読書の時間を調整するためにおすすめのアプリやサービス6選
① flier(フライヤー)
【おすすめポイント】ープロの要約による時短読書ー
◉ 本の要約サービス
⚪︎ プロのライターによる10分程度で読める要約
⚪︎ 話題のビジネス書を中心に約2300冊以上の書籍 有料
⚪︎ 短い時間で幅広いジャンルの書籍を読むことができる
② Audible(オーディブル)
【おすすめポイント】ープロの朗読による隙間時間活用読書ー
◉ 本の朗読サービス
⚪︎ 「聴く読書」を実践できるため、通勤・通学中や家事の最中などの隙間時間を活用できる
⚪︎ 小説なども含めた幅広いジャンルの書籍がある 有料
③ audio book.jp
【おすすめポイント】ープロの朗読による隙間時間活用読書ー
◉ 本の朗読サービス
⚪︎ 「聴く読書」を実践できるため、通勤・通学中や家事の最中などの隙間時間を活用できる
⚪︎ Audibleと比べて、学習に役立つ書籍が多い 有料 学生おすすめ
④ Kindle Unlimited
【おすすめポイント】ー書籍を探す手間が省けるコスパ読書ー
◉ 本の読み放題サービス
⚪︎ 月額980円で書籍を読み放題 有料
⚪︎ コストが安価で大量の本を読むことができる
⚪︎ Notionにハイライトを簡単に挿入できる
⑤ Habitify
【おすすめポイント】ー習慣化をつくるためのサポートツールー
◉ 習慣化をつくるサービス
⚪︎ 習慣を3つまで選び具体的な目標設定ができる 無料
⚪︎ タイマー機能で活動時間を測定でき、月間の作業時間の集計なども簡単
⚪︎ Apple watch に表示することもできる
⑥ ATrackerr(アトラッカー)
【おすすめポイント】ータイムマネジメントのためのサポートツールー
◉ タイムマネジメントのためのサービス
⚪︎ 1タップの簡単操作で活動時間を計測できる 無料
⚪︎ 1日に使用した時間をグラフにしてくれるため、視覚的に確認可能
まとめ
この記事では、読書習慣を身につけるための7つのコツについてまとめています。
◉ モチベーション
◉ 行動
◉ 環境
また、読書習慣を身につけるためのアプリとして10つのアプリ(サービス)を紹介しています。
自分に合ったやり方を見つけて読書習慣を獲得し、より良い生活を送るようにしましょう。
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