情報社会においては、情報をまとめるツールが必須となっています。
昨今、多くの情報管理ツールが乱立していますが、そのなかでも企業などで導入が進んでいる情報管理アプリが「Notion」です!
この記事では「Notion」の基本的な特徴や使い方について解説します!
Notionを実際に使ってみたメリットとデメリットを以下にまとめました。
- 無料版で十分満足なパフォーマンス
- iOS、macOS、Windows、Android といった異なるデバイス間でもひとつのアカウントで同期が可能
- 自由度の高いカスタマイズが可能で作り込むことができる
- 他のアプリとの連携がスムーズ
- 情報の検索や関連づけた整理が簡単
- Notion AI の機能が有用!(2023年8月1日追記)
- 機能が多すぎるため、初心者は戸惑いがち
- 「戻る」機能がない
- 複数人での編集、AI活用は有料版の特権
- マインドマップを作る難易度が高い!(2023年8月1日追記)
Notionは発達障害の特性がある人にも優しいつくりになっているので、コメントで簡単に紹介します!
Notionとは
Notionの概要とポイント
Notionは、アメリカのNotion Labs(Notion社)によって開発された情報管理ツールのアプリケーションです。
Notion社のホームページによると、
- Wiki :知識の共有
- プロジェクト:タスク管理
- ドキュメント:メモ
- Notion AI :AIによる文章生成機能
という34つの機能が載っています。
あたらしくNotion AI という機能が追加されています!(2023年8月1日追記)
メモ・タスク管理など情報管理アプリは複数ありますが、Sloppy Life Hackで実際に使用して感じたNotionのオススメポイントは以下の2つです!
- iOS、macOS、Windows、Android といった異なるデバイス間でもひとつのアカウントで同期が可能
- 個人の利用であれば無料版で十分な機能を使うことができる
デバイス間の同期
「Notion」では、iOS、macOS、Windows、Androidとおおよそすべてのデバイス間で同期が可能な仕様となっています。
そのため、たとえば自宅で使用するパソコンがMacで、職場で使用するパソコンがWindowsであっても、作業をスムーズに行うことができます。
複数のデバイスで使い分ける必要がないのは、マルチな情報の管理が苦手な自閉スペクトラム症(ASD)傾向や注意欠陥多動症(ADHD)傾向がある人にも使いやすい!
無料版で十分な機能を使うことができる
後述しますが、もちろんいくつかの制約はありますが、Notionでは個人利用であれば十分な機能が無料で使用できます。
デザインを自由に編集できる
wiki = 情報の整理と共有
- 検索・編集・閲覧が容易
- デザインの自由さと他のページのリンクのしやすさ
Notionでは、デザインのカスタマイズの自由度が高く、他のページとのリンクが作成しやすいため、情報の整理や共有に非常に向いたツールとなります。
ホームページのように使える
イメージとしては、自分用のブログを作成しているような感じで、作り込めば以下のようなHome画面などを実装することもできます。
項目ごとにページを作り、ひとつの画面でリンクをオシャレに管理できます!
検索機能も充実しており、必要な情報を簡単に検索可能です。
レイアウトにこだわりたい自閉スペクトラム症(ASD)傾向の人には、願ってもない機能!
ただ、機能が複雑なところだけがネック!
複数のアプリを集約したタスク管理
プロジェクト = チーム内でのタスク管理
- 複数のアプリケーションと連携が可能
- テンプレートによる管理
Notionでは、以下の有名アプリケーションとボタンひとつで連携して管理することができます。
そのため、複数のアプリで管理していたタスクをNotionアプリに集約することが可能になります。
- Google drive
- GitHub
- Slack
- Asana
- Trello
- Google マップ
また、複数のテンプレートが用意されており、ダウンロードすることで簡単に使用可能です。
さらに、テンプレート自体をカスタマイズできるため、下の画像のような「読書記録」などの管理も容易になります。
複数のアプリを同時に管理することは、不注意傾向がある人にはエネルギーを消耗するイベントなのでNotion上で管理できるのは助かりますね!
簡単な編集機能
ドキュメント = メモ機能
- 目次が作成可能
- トグル
- 数式
NotionではブログのWordPressのようにブロックごとに文字を書き込みます。
書き込んでからブロックを「見出し」「リスト」など必要なブロックに変えることができます。
なかでも特徴的なのは、
目次
トグルリスト
テーブルビュー
先ほど紹介した読書記録のようなテーブルのまとめです!
このようにさまざまな便利機能がボタンひとつで簡単に設定でき、スタイリッシュに整理することができます。
トグルリストで非表示にできると画面の情報量が少なくなります。
一度に見える情報が少なくなることで、情報の管理がしやすくなりますね。
AIを活用した文章生成
Notionの3つの基本的な機能に追加されるオプションとして、NotionAIが登場しました!
NotionAIではさまざまな機能が活用できますが、最も有用なのが「文章の要約機能」となっています。
AIによる要約機能で、そのページに書かれた文章をひとまとめにしてくれます。
残念ながら、こちらは無料では利用回数制限(20回)があり、制限を超えると別枠での有料プラン登録が必要となります。
料金(2023年8月1日時点):US10$/月 →大体月額1500円前後
月額1500円のサブスクリプションは高額で手が出しにくい印象があるかもしれませんが、ネット上の評判を見てみると、Notion AI は数あるAIのなかでも文章生成機能に非常に優れているとのことです。
【Notion AI でできること!!】
1️⃣ ページ内の文章の要約
2️⃣ To doリストの作成
3️⃣ 翻訳(英訳)
4️⃣ シーケンス図の作成
5️⃣ プログラミングの下書き
Notionを使ってみたメリットとデメリットは?
Notion活用のメリットについて
Notionを実際に使ってみたメリットを以下にまとめました。
- 無料版で十分満足なパフォーマンス
- iOS、macOS、Windows、Android といった異なるデバイス間でもひとつのアカウントで同期が可能
- 自由度の高いカスタマイズが可能で作り込むことができる
- 他のアプリとの連携がスムーズ
- 情報の検索や関連づけた整理が簡単
- Notion AI の文章生成機能が有用!(2023年8月1日追記)
Notion活用のデメリットについて
Notionを実際に使ってみたデメリットを以下にまとめました。
- 機能が多すぎるため、初心者は戸惑いがち
- 「戻る」機能がない
- 複数人での編集、AI機能は有料版の特権
- マインドマップを作る難易度が高い!(2023年8月1日追記)
Notion活用時の注意事項
「戻る」機能がない!
Notionの改善してほしい点は、「戻る」という機能がないことです。
ちょっとした訂正では問題となりませんが、書いている文章をブロックごと誤って削除してしまった際には修正が効かなくなってしまいます。
不注意の傾向でケアレスミスがある人には要注意!
まとめ:無料版でどこまでできる?
Notionには「フリープラン」「プラスプラン」「ビジネスプラン」「エンタープライズプラン」があり、その名の通り「フリープラン」は無料で利用可能です。
フリープランの機能は以下の通りです。
- ページ数:個人での利用は無制限
- ファイルのアップロード:画像・動画・ファイルを最大5MBまで
- ページ履歴:7日間
- ゲスト:10名までゲストを招待できる(編集作業など)
出典:Notionより
Notionの大きな特徴として、1つのページを同時に複数人で作業できるということが挙げられますが、フリープランではこの点には大きな制限があり注意が必要です。
ただし、完全に個人で使用する分には「大きなファイルをアップロードすること」以外には機能的な制限はほとんどないため、フリープランで十分な機能を堪能することができます。
①大人数での作業や共有、②一度に大きなファイルのアップロードを想定しておらず、個人での利用を考えている方は、フリープラン(無料版)で良いでしょう!
ただし、ケアレスミスが多い方は「戻る」がないため要注意です!
また、AIによる文章の要約を使用したい方は有料登録が必要です。
「Notion」は無料で多くの機能を使用できますが、有料プランではさらにNotionAI活用など「Notion」の真価が発揮できます。
有料プランへの登録はこちらから!!
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